【この差】「ゼロ(0)」と「レイ(零)」の差

みんなの「この差」 この差 雑学


 
専門家:専門家:三浦伸夫(神戸大学 名誉教授)

 
この差は・・・

「ゼロ(0)」は、何も無いという意味。
「レイ(零)」は、非常に少ない、でもわずかに何かがあるという意味。

全く違う経緯で生まれた言葉!

 
「ゼロ(0)」と「レイ(零)」はどのようにして生まれた?
日本の数学の歴史に大いに関係する。実は幕末まで日本には「ゼロ(0)」のように「何も無いことを表す数字」がなかった

まず最初に日本で使われたのが「レイ(零)」。江戸時代に中国から新しい数字の考え方が伝わってきて、「千」や「百」「十」など「位を表す漢字」を表記しないことになったため、「レイ(零)」が使われるようになった

「レイ(零)」には、「わずかな」という意味があったため、「何もない」に1番近い意味として選ばれたと考えられている。(※諸説あります)

明治時代に入り、算用数字を使った数学が日本で広まった。そこで、「全くない」という意味の英語の「ゼロ(0)」が初めて日本の数学界に入って来た

「ゼロ(0)」の翻訳として「レイ(零)」が選ばれた

 
なぜ翻訳された「レイ(零)」だけでなく「ゼロ(0)」の読み方も残っている?
「レイ」という読み方は、他にも「礼」や「冷」など色々な漢字で使うため、混乱を避けるために数を数える時には「レイ」よりも「ゼロ」の読み方が広まっていった

その後は、日本語としての読みやすさで使い分けるようになった。

 
本来の意味によって使い分ける場合もある!?
降水確率は0(レイ)%。これは、四捨五入して「0」と表記しており、「全くない」という意味ではない為、「わずかにある」という意味の「レイ(零)」と読む。

また、時間や気温も「全くない」という意味ではない為「レイ(零)」と読んでいる。

 

【minnano編集部】
「ゼロ」と「レイ」の差、気にしたことがありませんでしたが、こんな違いがあったとは!?みなさんはご存知でしたか?日頃何気なく使い分けていたり、気にせずに使っている言葉にも様々な「差」が潜んでいるのですね!!
みなさんも日頃気になっている「ことば」についての疑問や、ご存知の豆知識等、レポして下さると嬉しいです!みなさんのレポ投稿、お待ちしています♪

 

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※「この差って何ですか?(2017年9月12日放送)」をチェック!!
(配信準備中の場合や都合により放送できない放送日があります。ご了承ください。)
 

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