【この差】「浴槽」と「湯ぶね」の差

みんなの「この差」 この差 雑学


 
専門家:町田忍(日本銭湯文化協会 理事)
 
銭湯に行くと、注意書きには「浴槽」と書いてあったり、「湯ぶね」と書いてあったりする・・・


街の人100人に何と呼ぶか聞いてみると・・・
 「浴槽」:49人
 「湯ぶね」」:51人
とほぼ半々に分かれた。

 


 
この差は・・・

 「浴槽」は「木の容器」、「湯ぶね」は「浴槽を乗せた船」か どうか


元々は違うモノを指す言葉

 

なぜ「浴槽」と「湯ぶね」、2つの言葉があるのか?

先にできたのが「浴槽」という言葉。平安時代からあり、平安時代の法令集「延喜式」に記載がある。

 

平安時代の「浴槽」とはどんなモノ?

水やお湯を溜めた木の容器を「浴槽」と呼んでいた。これは浅いモノで、入るものではなかった。

 

いつ頃から「浴槽」に入るようになったのか?

庶民が浴槽に浸かる様になったのは江戸時代中期。水路の整備が進み、庶民が自由に水を使える時代になり、「銭湯」がつくられた

当時の銭湯の図面には「浴槽」と記載されている。

 

「湯ぶね」とはどんなモノ?

「湯ぶね」とは江戸時代にできた言葉。当時誕生したある画期的なビジネスのことだった。

当時の「銭湯」は都心部に集中しており、郊外に暮らす人々はなかなか行けなかったため、船の上に浴槽を乗せた「移動式の銭湯」が生まれた



そのため「お湯を運ぶ船」から「湯船」となり、郊外に住む人々には欠かせない存在となった。

しかし、郊外にも「銭湯」がつくられるようになり、江戸時代後期、「湯船」は100年ほどでその役目を終えた
その後も、郊外の人にとって、「浴槽に浸かること」は「湯ぶね」だったため、「浴槽」と「湯ぶね」は同じ意味として使われるようになったといわれている。

 

【minnano編集部】
「湯ぶね」は元々その名の通り「お湯を運ぶ船」だったとは驚きです!?「浴槽」も元々はお湯を溜めておく木の容器で、今の「浴槽」とはだいぶ違うものだったのですね!
みなさんはお風呂で愛用しているグッズやオススメの入浴剤などはありますか?みなさんのレポ投稿、お待ちしています♪

 

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※「この差って何ですか?(2018年1月30日放送)」をチェック!!
(配信準備中の場合や都合により放送できない放送日があります。ご了承ください。)
 

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