【この差】「お墓参り」のしきたりとルールの差


 
井上広法(浄土宗 光琳寺副住職)

 
この差は・・・

 お花は、「トゲ(バラ)」や「毒(スイセン)」、「縁起が悪い(ツバキ)」は向かない。
 「立ったまま拝む」や「目を開けたまま拝む」は良いが、「お願いごとをする」は良くない。

地域や宗派によって、異なる場合がある。

 

いつお墓参りに行く人が多いのか?

関東では「春のお彼岸にお墓参りに行く」と答えた人が一番多かった。

 

お墓参りをする時の作法やしきたり(1):「お花」

お墓参りに欠かせないものといえば、お墓にお供えする「お花」。次の5つのうち、どのお花がお供えに向いていて、どのお花がお供えに向いていないのか?
 (1)バラ
 (2)カーネーション
 (3)スイセン
 (4)ツバキ
 (5)チューリップ


基本的にお供えしていけない花はない。故人が喜ぶ花であれば問題ないが、あえて選ぶとすると、向いているのは、(2)カーネーション、(5)チューリップ。それ以外は向いていない。

 

バラ、スイセン、ツバキがお供えの花に向いていない理由とは?

「バラ」は、トゲがある花として連想する方が多い。お供えする時、ご先祖様や仏様を傷つけてはいけないという思いから避けられる傾向にある。お供えしたい場合は、トゲを取ると良い。
「スイセン」は毒があるため避けられる傾向にある。
「ツバキ」は枯れる時に花の部分がぽろっと落ちるので昔のお侍さんなどが自分の首を切られたというイメージをしたため、避けられる傾向にある。

 

お墓参りをする時の作法やしきたり(2):「墓前での拝み方」

お墓参りの拝み方。次の3つのうち、どの拝み方が向いていて、どの拝み方が向いていないのか?
 (1)立ったまま拝む
 (2)目を開けたまま拝む
 (3)お願いごとをする


「立ったまま拝む」や「目を開けたまま拝む」は良いが、「お願いごとをする」は良くない。

 

立ったまま拝むのは「良い」

「輪型」という伝統的なお墓は、お墓の方が背が高い。そのため、お参りした時に見下ろすわけではなくきちんと尊敬の念、頭を下げられるので、座ってする必要はない。ただし、低い墓石の場合は、立ったままだと見下ろしてしまうことになるので、座って拝むのが正しい拝み方となる。

 

目を開けたまま拝むのは「良い」

「読経」は目を閉じたら読めないので目を開けておく、閉じる必要はないということ。閉じたらダメということはないが、閉じなくてはいけないというわけではない

 

お願いごとをするのは「良くない」

亡くなられた方は今あの世で仏様になるために修行をしている。宗派により様々な考え方があるが、その修行を応援するのがお墓参り。もちろん、ご先祖様に日頃の感謝や、近況を報告することも良い

 

【minnano編集部】
みなさんは、お墓参りのしきたりやルールをご存知でしたか?お花については故人が喜ぶお花であれば良い、というように、何よりも故人を思う気持ちが大事なのですね!
みなさんは、ルールやしきたりについて疑問に思うことや聞いてみたいことはありますか?みなさんのレポ投稿、お待ちしています♪

 

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※「この差って何ですか?(2018年2月20日放送)」をチェック!!
(配信準備中の場合や都合により放送できない放送日があります。ご了承ください。)