【この差】「正しい箸の作法」と「間違った箸の作法」の差

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専門家:小倉朋子(日本箸文化協会 代表)
 
この差は・・・

 箸置きがない時に、「箸を皿の上に置く」
 食べる時に、「箸で豆腐をすくって食べる」
 汁物を飲む時に、「箸をお椀に添えたまま味噌汁を飲む」
 割り箸を使う時に、「割り箸を左右に割る」
 はやってはいけない

「箸先をお皿にのせる」、「箸で茶碗蒸しを崩して食べる」、「箸をお椀に入れたまま味噌汁を飲む」、「食事を終えたら割り箸を袋に戻す」はやってもいい。

 

やってはいけない作法の数々

箸先を食器で揃えるのは「揃え箸」。箸や皿を傷つけてしまうのでやってはいけない。両手で揃えるのが正しい作法


器の中の食べ物を探すのは「探り箸」。キレイに盛り付けた料理を崩すことになるのでやっていはいけない。上から順に取るのが正しい作法


箸で食器を引き寄せるのは「寄せ箸」。箸は料理をつかむモノで、見た目からしてとても行儀が悪いのでやってはいけない

このような、やってはいけない箸の作法は「嫌い箸」と呼ばれ、なんと80種類以上もある

 

箸置きがない時に、やってはいけないのどっち?!


A:「箸を皿の上に置く」
B:「箸先をお皿にのせる」
→Aは「渡し箸」というやってはいけない作法

「渡し箸」は食事の終わりを意味する。

また、三途の川をイメージするという説もある。


もともと日本の箸というものは、ただの道具ではなくて神様と人間をつなぐものという意味がある。

「箸先だけお皿に置く」というのは「渡し箸」にはならない。自分の口をつけたところをテーブルの上にそのまま置くというのも失礼になるため、汚い所は立てかけるのが良い。

 

食べる時に、やってはいけないのどっち?!


A:「箸で豆腐をすくって食べる」
B:「箸で茶碗蒸しを崩して食べる」
→Aは「すくい箸」というやってはいけない作法

箸というものは摘んで丁寧にいただくもの。スプーンのようにすくっていただくのはやってはいけない作法のひとつ。ひとくちサイズに切ってから、挟んでしっかりつまんで頂くのがいい

茶碗蒸しはそもそも汁物でもあるため、火傷をしないように少しかき混ぜて空気に触れさせて冷ましてから、直接口をつけて飲んで構わない

 

味噌汁など汁物を飲む時に、やってはいけないのどっち?!


A:「箸をお椀に入れたまま味噌汁を飲む」
B:「箸をお椀に添えたまま味噌汁を飲む」
→Bは「持ち箸」というやってはいけない作法

お箸を持ちながら、同じ手でお椀も持つのはやってはいけない
箸先を他人の顔に向けてしまったり、ポタポタと汁が垂れることもあるため

汁が垂れるのは「涙箸」というやってはいけない作法のひとつ。

「箸先を入れたまま汁物を飲む」のは、箸先が人様に向くことにもなく、具材を押さえることにもなり、ポタポタ垂れることもない

 

割り箸を使う時に、やってはいけないのどっち?!


A:「割り箸を左右に割る」
B:「割り箸を袋に戻す」
→Aはやってはいけない作法

勢い余って人にぶつかったり、食器やグラスを倒す可能性があるため、やってはいけない。

上下にゆっくり割るのが正しい割り方。さらに、目の前で割るよりかは、テーブルの下で膝の上で割ると美しい所作になる

使い終わった箸先を見せないように袋に戻すのは正解

さらに、使ったか、使っていないか分かるように、箸袋を折るのが理想。折っておくと、「使いました、ごちそうさまでした、おいしかったです」と表現できる。

箸置きがない場合に、箸置き代わりに箸袋を折って使うのも構わない。シンプルに箸袋を結ぶと、使った後に箸先を隠せるので良い。

 

他にもある?!やってはいけない作法

持ち手の方で料理を取るのは「逆さ箸」といって、やってはいけない作法。衛生的に良くないうえ、箸の両側が汚れて汚く見える


箸を持ったまま「いただきます」をするのは「拝み箸」といって、やってはいけない作法。箸先が隣の人に向いて失礼になるうえ、合掌する時にモノを持つのは良くないためやっていはいけない

 

【minnano編集部】
毎日使っている「お箸」ですが、細かい作法やその理由については知らないことも?!正しい作法を知って、美しい所作を身につけたいですね!!
みなさんの感想やエピソード、疑問など、レポして下さると嬉しいです!みなさんのレポ投稿、お待ちしています♪

 

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※「この差って何ですか?(2018年5月8日放送)」をチェック!!
(配信準備中の場合や都合により放送できない放送日があります。ご了承ください。)


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