【この差】「縁起の良い日」と「縁起の悪い日」の差

 
専門家:菅野俊輔(早稲田大学 講師)
 
この差は・・・

 縁起の良い時間帯が長いか どうか


縁起の良い順に、「大安」「友引」「先勝」「先負」「赤口」「仏滅」となっている。

 

「大安」や「仏滅」以外にもある?!

「縁起の良い日」といえば「大安」「縁起の悪い日」といえば「仏滅」だが、カレンダーには他にも「赤口(しゃっこう)」「先勝(せんしょう)」「友引(ともびき)」「先負(せんぷ)」と書かれており、合計6つの日がある。


これらは「六曜」という中国から伝わった占い

 

縁起の良い順はどうなっている?

一番縁起の良い日は「大安」、一番縁起の悪い日は「仏滅」だが、他の日も縁起の良い順が決まっている
縁起が良い順に、「大安」「友引」「先勝」「先負」「赤口」「仏滅」となっている。

 

なぜこの順番になるのか?

それぞれに縁起の良い時間帯が決まっていて、縁起の良い時間帯が長い順になっている

「大安」は24時間一日中「吉」。
「友引」は、午前11時~午後1時だけが「凶」で他は「吉」。
「先勝」は「先んずれば勝つ」ということで、午前0時~正午までは「吉」で、その後は「凶」。
「先負」は「先勝」の反対で「先んずれば負け」ということで、正午~夜中の12時までが「吉」とされている。
「赤口」は昼の午前11時~午後1時だけが「吉」でそれ以外の時間帯は「凶」。
「仏滅」は一日中「凶」となる。

「吉」の時間の割合は「先勝」「先負」も同じだが、昔は朝早くから農作業を行い日が暮れると寝る生活で、午前の方が活動時間が長かったことから、午前が吉の「先勝」の方が「先負」より縁起が良いとされた。

 

なぜ「六曜」がカレンダーに載るようになった?

暦に占いを載せる文化は昔からあったが、明治時代初期は運勢を12パターンから占う「十二直」や、30パターンから占う「納音(なっちん)」など「「六曜」より複雑な占いが主流だった。


そして当時の庶民にとって占いは生活の指針であり、なくてはならないものだった。しかし、占いを信じ込むあまり賭博でお金を使い果たすなど、身を滅ぼす人が続出した。政府は根拠のない占いに国民が惑わされているうちに諸外国に後れをとってしまうと危惧し、明治5年「占い禁止令」を発令、暦に載っていた占いを全て禁止した。


しかし、占いがなくなったために暦が売れなくなり困った暦屋さんが、「六曜」を載せた暦を売ることを思いつく「六曜」はそれまでの複雑な占いに比べて運勢が6パターンしかなく、単純でつまらないと全く人気がなかったため、占い禁止令の対象に入っていなかった

政府の目をかいくぐって「六曜」を載せた暦を売り出したところ、大当たり

生活の指針である占いを失っていた人々が求め、あっという間に全国に広まり、現在もカレンダーに「六曜」が載せられている

 

【minnano編集部】
昔の日本では、庶民が占いにのめり込んでいて、ついには占い禁止令が出るほどだったとは?!「六曜」は人気がなかったために、現代に至るまでカレンダーに載るようになたとは面白いですね!
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