【この差】「昔の健康常識」と「今の健康常識」の差③|「身近な病気」に関する最新の健康常識とは?

 
専門家:大谷義夫(池袋大谷クリニック 院長)

 
この差は・・・

 〇新常識では間違い!
 「風邪を引いたら安静にする」
 「一度花粉症になったら治らない」
 「過呼吸になったら ビニール袋を使う!」

今の健康常識では、「風邪を引いたら軽く運動をする」、「花粉症は治せる」、「過呼吸になったら口すぼめ呼吸」が正しい。

 

「風邪を引いたら安静にする」は間違い!


風邪自体はウイルス性のもの。ウイルスが体に入ると、ウイルスを撃退するために体の中の免疫の細胞が戦う以前は、安静にした方が免疫の細胞が活性化すると考えられていた。
しかし、最近の研究では、軽い運動をして血流を良くすることで「免疫細胞」が増加し、活性化することが分かった。そのため、風邪の初期、または軽い風邪の時には運動するのは良い。

20分程度のウォーキングなど、軽く汗をかくぐらい、体がポカポカするぐらいの運動量がオススメ。ただし、38度以上の高熱の場合、運動をすると逆効果になるので注意が必要!

 

「一度花粉症になったら治らない」は間違い!


昔からよく言われていたのが「バケツ理論」毎年、花粉の「アレルギー物質」が少しずつ体内に蓄積されて、許容量を超えると「花粉症」になる、という考え方。

しかし現在の常識は、「天秤理論」その年の花粉の量と、ストレスなどの抵抗力の量、それがバランスをとっているという考え方。年によって、花粉が多くて、ストレスが多くて調子が悪い時には花粉症が出やすいが、「その時、その場所に舞う花粉の量」が「自分の抵抗力」を下回った時には花粉症の症状が現れない。


花粉症を治す方法は、「舌下免疫療法」

これは、アレルギーの原因となる物質を舌の裏に毎日投与することで、体をアレルギー物質に少しずつ慣れさせ、症状を改善する治療法。現在、「スギ花粉症」と「ダニ アレルギー性鼻炎」の2種類の治療に活用されている。スギに関しては8割~9割の方の症状が楽になり、2割の方は薬が要らないくらい改善する。ただし、効果が出るのに数か月かかるため、来年の春を目指して6月頃から開始すると良い。現在、ワクチンを開発中で、10年後には花粉症は無くなるのではないかと言われている

 

「過呼吸になったらビニール袋を使う」は間違い!


そもそも「過呼吸」とは、強い緊張やストレスなどによって発症する。酸素をとり過ぎて、二酸化炭素が減少することで、「手足のしびれ」「めまい」などの症状が現れる
以前は「紙袋」「ビニール袋」で呼吸して、息を吐いて二酸化炭素を吸い込むことによって 酸素の量を減らして、と考えられていた。しかし、袋で呼吸を塞ぐことで、二酸化炭素を吸いすぎ、逆に酸素が足りなくなってしまう場合があることが分かった。

今の常識は、「口すぼめ呼吸」

通常、呼吸するときに「息を吸う 」対「吐く」が1対2だが、過呼吸発作の時には「息を吸う 」対「吐く」が1対1になる。そのため、ゆっくり吐いて、呼吸回数を減らせばいい。「口すぼめ呼吸」の方法は、鼻から2秒で空気を吸って、口から8秒かけて吐き出す。これだけで、血液中の酸素濃度は下がってくれるので、症状が和らぐ

 

【minnano編集部】
風邪をひいたと思ったら、お家でゴロゴロ安静にゆっくり…が常識だと思っていました!まさか軽い運動をした方が良いとは?!10年後には花粉症が無くなるかもしれないとは朗報ですね!ワクチン開発に期待です!!
みなさんの感想やエピソード、疑問などレポして下さると嬉しいです!みなさんのレポ投稿、お待ちしています♪

 

konosa-try

 
※「この差って何ですか?(2018年5月22日放送)」をチェック!!
(配信準備中の場合や都合により放送できない放送日があります。ご了承ください。)