【この差】「のら猫」と「どら猫」の差

専門家:山口謠司(大東文化大学文学部 准教授)

 

【この差】は…

 盗みを働いた猫か どうか

 

【この差】のポイント!

「のら猫」が盗みを働いた瞬間に「どら猫」になる。

 

なぜ「のら猫」という?

飼い主がいなくて、すみかが定まっていない猫のことを「のら猫」という。

「のらりくらりしている猫」ということから、「のら猫」と呼ばれるようになった。「のらりくらり」の「のら」に「野良」という漢字を当てはめて、「野良猫」となった。

 

「どら猫」とは?

「どら猫」は、江戸時代から使われている言葉。「のら猫」がある行動をとると「どら猫」と呼ばれるようになる。

東京ドーム約10個分の大きさに、「のら猫」が100匹以上生活している、通称「猫島」と呼ばれる愛媛県の青島で、「のら猫」が「どら猫」になる様子を観察した

海辺を散歩している段階では「のら猫」だが、バケツの中に顔を入れて魚を盗った瞬間に「どら猫」になる

つまり、「どら猫」とは、盗みをする猫のこと

「のら猫」が盗みを働いた時点で、「どら猫」になる

 

「どら猫」の「どら」の語源は、「ドラ焼き」、「銅の銅鑼(どら)」、「麻雀のドラ」のどれ?

「どら猫」の語源は、「銅鑼」

まず、「銅鑼」から「どら息子」という言葉が生まれた怠け者で働かず、いつまでも親のスネをかじっている子どものことを「どら息子」と呼んだ

そのような子どもは親のお金を尽きさせてしまうので、「お金が尽きる」→「金を尽く」→「鐘を突く」→「銅鑼を突く」ということから、「どら息子」という言葉が生まれた

同じように、「盗んで人のお金を尽きさせてしまう猫」ということから、「どら猫」と呼ぶようになった

 

【minnano編集部】
「どら猫」が盗みを働いた猫のことだったとは驚きです!

「金が突く」から「銅鑼を突く」となり「どら息子」や「どら猫」という言葉が生まれたとは?!言葉の語源は面白いものが多いですね。

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※「この差って何ですか?(2018年9月4日放送)」をチェック!!
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