【この差】健康を気遣うご長寿が実践する「健康法」の差

専門家:富田益臣(下北沢病院)、榎本睦郎(日本認知症学会 専門医)、赤石定典(東京慈恵会医科大学附属病院 管理栄養士)、西山耕一郎(西山耳鼻咽喉科医院

 

【この差】は…

「朝の過ごし方」は、指先を意識した運動を行っている。
「朝食」は、魚肉ソーセージやらっきょうを食べている。
「昼間の過ごし方」は、新聞を音読したり、甘酒を飲んでいる。
「夕食」は、大豆を食べたり、日本酒を飲んでいる。

 

【この差】のポイント!

〇指先を動かす運動や作業は、介護施設でも取り入れられている。
〇魚肉ソーセージは手軽に魚の栄養を摂ることができ、らっきょうは「畑の薬」と言われるほど栄養価が高い。
〇声を出すことは、喉の筋肉を鍛えて誤嚥性肺炎のリスクを軽減、甘酒は「飲む点滴」と言われるほど疲労回復に効果的。
〇大豆は夜食べると良い。 

 

ご協力くださったご長寿のお二人

お一人目は、栃木県在住の箱石シツイさん(101歳)。一人暮らしをされていて、現役の理容師さん。人生で一番びっくりしたことは、20歳の時に初めて行った浅草で食べたアイスクリームの甘さ。

お二人目は、滋賀県在住の松林ちのさん(102歳)。99歳年下の玄孫も含めた5世代7人で暮らしている。人生で一番びっくりしたことは、初めてリヤカーを引っ張った時にたくさんの野菜が楽に運べたこと。それまでは大八車で運んでいた。

お二人とも大正5年、第一次世界大戦の真っただ中に生まれた。

 

健康を気遣うご長寿の健康法「朝の過ごし方」編

箱石シツイさん毎朝スクワットを10回、さらに片足立ちを10回行っている。

続いて両手でグーパー体操を30回行う。さらに、手だけではなく足の指も同時に動かしている

★ドクターチェック★
足指を動かしておくと、つまづいた時にしっかりと踏ん張ることができるので転倒しにくくなるという。この足指運動は多くの介護施設でも取り入れられている。

このような運動を毎日しているシツイさんは、毎日布団の上げ下げも自分で行っている


松林ちのさんは、折り込み広告でゴミ箱を作ったり、色紙で鶴を折ったり、毎朝必ず折り紙をする

★ドクターチェック★
折り紙は指先を動かす細かい作業が必要になるため、介護施設でもリハビリの一環としてよく取り入れられている

ちのさんは、さらに指体操も行っている

 

健康を気遣うご長寿の健康法「朝食」編

箱石シツイさんの朝食は午前8時。「全粒粉」の食パンを食べている。

★ドクターチェック★
パンはご飯より血糖値が上がりやすいが、「全粒粉」のパンは血糖値の急上昇を抑えることができるためとてもいい。

また、シツイさんは健康にいいと思い毎日「魚肉ソーセージ」を食べている。

★ドクターチェック★
「魚肉ソーセージ」には血液をサラサラにする「EPA」や「骨粗しょう症」を予防する「カルシウム」が豊富に含まれているため、お年寄りにはとてもオススメな食材。「EPA」の量はマグロとほぼ同じ。お魚は骨があるなどお年寄りには食べにくいが、魚肉ソーセージは簡単に魚の栄養を摂ることができる。

他には、ニンジンやカボチャなどの野菜の煮物、トマトや玉子焼き、さらに「ココア」と「きな粉」を入れたシツイさんオリジナルの「ヨーグルト」を食べている。

★ドクターチェック★
「きな粉」は「たんぱく質」が豊富で、「ココア」はカカオに含まれる「テオブロミン」が脳に良い刺激を与えてボケ防止につながる


松林ちのさんの朝食は、ご飯、納豆、焼き鮭、のり佃煮、らっきょう、ブルーベリージャム入りヨーグルトなど。

★ドクターチェック★
「らっきょう」は「畑の薬」とも呼ばれ、「食物繊維」が豊富で「抗酸化力」や「解毒作用」があり、「がん予防」にも効果的と言われ「無敵食材」と言えるほど栄養価の高い食材。一方で、刺激が強いため胃の粘膜がやられてしまう可能性があるので、1日3粒が目安

 

健康を気遣うご長寿の健康法「昼間の過ごし方」編

箱石シツイさんは、午前10時になると50年以上続けている家庭菜園の手入れをする。

午前11時には理容室に向かい開店準備を行い、お客さんが来るまでの間声を出して新聞を読んでいる

★ドクターチェック★
大きな声を出すことによって喉の筋肉が鍛えられて、「誤嚥性肺炎」のリスクを減らすことができる。ひとり暮らしで話す機会の少ない人は、普段から声を出すことが重要。

午後1時、お客さんがくると、手際よく髪を切り、顔剃りまで行う


松林ちのさんは、午前11時、仕事中の母に代わり3歳の玄孫の世話をする。午後0時になると階段の上り下り運動を行う。この際「よいしょ」と大きな声を出すことがこだわり。シツイさん同様に声を出すことで「誤嚥性肺炎」のリスクを軽減することができる。

午後1時、昼食を終えると毎日必ず「甘酒」を飲む。

★ドクターチェック★
米麹で作る「甘酒」は「ブドウ糖」を多く含み「飲む点滴」とも言われ、即効性が高いため「疲労回復」にいい

午後3時には、自宅でエステを開業しているひ孫の嫁に、月1回のお楽しみの「フェイシャルエステ」をしてもらう。

★ドクターチェック★
「フェイシャルエステ」は脳に一番近い顔の筋肉をマッサージすることで血行が良くなり、脳に必要な血液や栄養を届けられる

 

健康を気遣うご長寿の健康法「夕食」編

箱石シツイさんの夕食は、ご飯、納豆、豆腐、大豆とひじきの煮物、おから、とご飯以外すべて大豆の料理。朝は「魚」、昼は「肉」、夜は「大豆」を食べるようにしている。

★ドクターチェック★
大豆には更年期障害を予防するイソフラボンが含まれているが、イソフラボンは寝ている間に働きが良くなるため、夕食に食べるのが良い


松林ちのさんは夕食はに加え、おちょこ1杯の「日本酒」を飲む。するとよく眠れるという。

 

【minnano編集部】
シツイさんとちのさん、100歳を超えていらっしゃるとは信じられないくらい、お元気で凛とされています!

お二人の生活には、元気に長生きする為のヒントがたくさんですね!ぜひ見習いたいと思います!!

みなさんの感想やエピソード、健康法などレポして下さると嬉しいです!みなさんのレポ投稿、お待ちしています♪

 

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※「この差って何ですか?(2018年9月4日放送)」をチェック!!
(配信準備中の場合や都合により放送できない放送日があります。ご了承ください。)