【この差】「イカの足は『ゲソ』」と「タコの足は呼び名がない」の差

専門家:斗鬼正一(江戸川大学 社会学部 教授)

 

【この差】は…

 昔から食べられていたか どうか

 

【この差】のポイント!

「イカの足」は昔は捨てられており、脱ぎ捨てられた履物に似ていたため「ゲソ」と呼ぶようになった。

「タコの足」は昔から食べられていたので、別の呼び名は必要なかった。

 

 

「ゲソ」とはどんな意味?

イカの足を「ゲソ」と呼ぶようになったのは江戸時代。「ゲソ」は漢字で書くと「下足(げそく)」で、「ゲソ」とは「下足」の略

「下足」の「下」は「脱ぎ捨てる」、「足」は「履物」の意味で、「下足」は「脱ぎ捨てた履物」のこと

 

なぜ「イカの足」を「ゲソ」と呼ぶようになった?

イカをさばく時、まずイカの胴体から足をはずす

イカの胴体はお寿司やお刺身などの料理に使うが、江戸時代、はずした足はほとんど捨てていた

「イカの足」は今でこそ普通に食べているが、昔は硬くて美味しくない部分とされていたので、食べられていなかった。そのため、「イカの足」に呼び名はなかった

「イカの足」は基本的には捨てていたが、お寿司屋さんたちがまかないとして食べているのをたまたま見たお客さんの中に、「イカの足」を食べたいという人がいた。すると、「意外とおいしい」と評判になり、次第にメニューとして出すようになっていった

そこで、「イカの胴体」を指す「イカ」と区別するために、「イカの足」を指す言葉が必要になり、「イカの足」が捨てられている様子が、脱ぎ捨てられた履物に似ていたことから、「ゲソ」と呼ばれるようになった

 

なぜ「タコの足」には呼び名がないのか?

タコは調理する時にイカのように足を取り外すことはなく、昔から捨てずに食べるモノだった

そのため、わざわざ別の名前で呼ぶ必要がなかったので、「タコの足」に呼び名はない

 

【minnano編集部】
「ゲソ」が昔は捨てられていたとは、もったいないです!!「ゲソ」の意味にも驚きました?!

「まかない」からメニューになったお料理は意外と多いですね!!

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※「この差って何ですか?(2018年10月23日放送)」をチェック!!
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