【この差】長寿の秘訣!「食べ合わせ」の差

専門家:白澤卓二(お茶の水健康長寿クリニック 院長)

 

【この差】は…

 「梅干し」×「ワカメ」は、「骨粗しょう症予防」に効果的
 「サケ」×「ブロッコリー」は、「動脈硬化予防」に効果的
 「サバ」×「リンゴ」は、「認知症予防」に効果的
 「ヨーグルト」×「タマネギ」は、「腸内環境改善」に効果的
 「豚肉」×「サツマイモ」は、「豚肉の健康効果UP」に効果的

 

【この差】のポイント!

健康ご長寿のみなさんには、カラダや脳の健康のためのさまざまな日課や習慣がある。

 

長寿大国日本

100歳以上の高齢者数は48年間連続で増加しており、全国でなんと6万9785人!

長寿の秘訣は普段の食生活。特に気になるのは「食べ合わせ」。過去に行った100歳以上の元気なお年寄りへの取材でも、「ヨーグルト+ココア」や「納豆+オクラ」、「ゴーヤ+酢」など、「食べ合わせ」にこだわりを持つ方が多かった

今回は100歳以上のご長寿300人に「週3日以上食べてる食材は何か?」というアンケートを実施した。その結果、第5位「キャベツ」、第4位「サバ」、第3位「豆腐」、第2位「ヨーグルト」、第1位「豚肉」だった。

「トップ10の食材と何を食べ合わせているか?」というアンケート結果を専門家に見てもらったところ、健康長寿につながる理にかなった「食べ合わせ」をしていることが分かった

 

第9位「梅干し」×「ワカメ」で骨粗しょう症予防に効果的!

「梅干し」と食べ合わせることで、「骨粗しょう症予防」に効果的な食材は、「ワカメ」

毎日3回ボール体操を行い、骨が丈夫な國分ハツ子さん(100歳)に、いつも食べている「梅干し」を使った酢の物の作り方を見せてもらった。まず、スライスしたキュウリとちぎった梅干しにお酢・砂糖を入れ、「ワカメ」を加えるとできあがり。

骨粗しょう症予防にはたくさんの「カルシウム」を補給するする必要があるが、「ワカメ」には「牛乳」と同じくらい「カルシウム」が豊富に含まれている

しかし、「カルシウム」は吸収しづらいという特徴があり、約30%しか体に吸収されないと言われている

「梅干し」に含まれる「クエン酸」と合わさることで、「ワカメ」の「カルシウム」の吸収率が上がり、「骨粗しょう症予防」につながる

 

第8位「サケ」×「ブロッコリー」で「動脈硬化予防」に効果的!

「サケ」と食べ合わせることで、「動脈硬化予防」に効果的な食材は、「ブロッコリー」

手先を動かし脳を刺激することでボケ防止につながると言われる「ぬり絵」が健康の秘訣となっている小笠原なつ枝さん(101歳)は、お医者さんが驚くほど血管が若々しい。そんななつ枝さんが週4日も食べているのが「サケ」。「サケ」入りシチューに入れたのは「ブロッコリー」

「ブロッコリー」に豊富に含まれる「ビタミンC」がポイント

「サケ」には血液をドロドロにする「活性酸素」を取り除いてくれる「アスタキサンチン」が含まれており、「サケ」だけでも動脈硬化の予防に効果がある

「サケ」と「ブロッコリー」を一緒に食べると、血液中で「アスタキサンチン」の効果が長い時間持続するということが分かっている。

 

第4位「サバ」×「リンゴ」で「認知症予防」に効果的!

「サバ」と食べ合わせることで、「認知症予防」に効果的な食材は、「リンゴ」

100歳を過ぎても身の回りの事は自分で行い、毎日部屋の掃除や体操を欠かさない瀬戸アキさん(103歳)は気になることをノートに書いて頭を使うことを意識している。そんなアキさんが週3回食べているのが「サバ」。焼き「サバ」には、皮ごとすりおろした「リンゴ」をかけて食べている

他にも「揚げナス」や「冷奴」にもすりおろしたリンゴをかけている

「サバ」には「DHA」という脳の神経細胞を活性化させる物質が含まれる

しかし、多くの「DHA」は血管内で「活性酸素」に攻撃され壊れてしまうため、脳までたどり着く「DHA」は少なく、認知症予防効果は得られにくい

ところが、「リンゴ」にしか含まれていない「リンゴポリフェノール」という物質は「活性酸素」から「DHA」を守ってくれるので、「DHA」が壊れないで脳まで運ばれて、認知症予防につながるというメカニズムが分かってきた

 

第2位「ヨーグルト」×「タマネギ」で「腸内環境改善」に効果的!

「ヨーグルト」と食べ合わせることで、「腸内環境改善」に効果的な食材は、「タマネギ」

100歳を過ぎても畑仕事をしている池沢勝久さん(100歳)の元気の源が毎日食べる「ヨーグルト」。薬は何も飲んでおらず、15年間風邪もひいていない。そんな勝久さんは、スライスした「タマネギ」に「ハチミツ」をかけたものを「ヨーグルト」に入れて食べている

「腸内環境」を作るのは、「ヨーグルトに」含まれる「ビフィズス菌」。この「ビフィズス菌」のエサをとって「ビフィズス菌」を増やさないと「腸内環境」はよくならない

「ビフィズス菌」のエサとなるのが果物や野菜に含まれる「食物繊維」なのだが、「ビフィズス菌」が好むのはその中でも水に溶ける「水溶性食物繊維」

「タマネギ」には「水溶性食物繊維」が多く含まれるので「ヨーグルト」と食べ合わせると「腸内環境改善」にとても効果的

 

第1位「豚肉」×「サツマイモ」で「脂身がもたらすデメリット」を軽減!

「豚肉」には「ビタミンB1」が豊富に含まれていて、「疲労回復」や「免疫力アップ」に効果があり、健康長寿食材のトップと言える

しかし、脂が「動脈硬化」を起こしたり、「老化」を早めてしまう可能性がある。 

「豚肉」と食べ合わせることで、脂身がもたらすデメリットを軽減し、「豚肉」の健康効果を高めてくれる食材は、「サツマイモ」

計算ドリルを日課にし、分からない字があると「国語辞典」で調べ、積極的に頭を使っている出井ナツさん(100歳)の元気の源は「豚肉」。肉じゃがのジャガイモのかわりに「サツマイモ」を使った「豚肉とサツマイモの甘辛煮」が大好物。

「豚肉」に含まれる脂は、吸収されると血液に入って酸化し「過酸化脂質」に変化する

この「過酸化脂質」が動脈の壁を攻撃すると「動脈硬化」が引き起こされ、細胞の中に入ると細胞の「老化」を引き起こす

しかし、「サツマイモ」に多く含まれる「ビタミンE」を一緒に摂ると、脂が「過酸化脂質」に変質するのを防いでくれる

「サツマイモ」を一緒に食べると「豚肉」の脂のデメリットを消してくれるので、本当の健康長寿の食材となる

 

【minnano編集部】
100歳を過ぎているのに本当にお元気な健康ご長寿のみなさんに驚きました!

食材だけではなく「食べ合わせ」にも長寿の秘訣があったのですね!!

ヨーグルトにハチミツ漬けタマネギは驚きの組み合わせですが、スタジオで試食したゲストのみなさんは「美味しい!」と高評価でした。試してみたいと思います!!

みなさんの感想やエピソード、オススメの食べ合わせなどレポして下さると嬉しいです!みなさんのレポ投稿、お待ちしています♪

 

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※「この差って何ですか?(2018年11月13日放送)」をチェック!!
(配信準備中の場合や都合により放送できない放送日があります。ご了承ください。)