【この差】関東?関西?「串カツ」と「串揚げ」の差

専門家:斗鬼正一(江戸川大学 社会学部 教授)、吉村英士(串カツだるま 動物園前店 店長)

 

【この差】は…

 〇 関東の「串カツ」は、「豚肉とタマネギ」。
 〇 関西の「串カツ」は、元々「牛肉」だけで、現在は「様々な食材」。
 〇 「串揚げ」は、関西発祥で「様々な食材」。

 

【この差】のポイント!
 〇 「串カツ」も「串揚げ」も、すべて串に刺して揚げたモノ。
 〇 国語辞書などの辞書は関東を中心に編纂(へんさん)されているので、昔から関東で使われている情報が書かれていることが多い。

 

「串カツ」発祥の「串カツだるま」の「串カツ」とは?

「串カツ」発祥の「串カツだるま」によると、「串カツ」とは「牛肉」だけを串に刺し揚げたモノ。

当時ブームになっていた「牛肉のカツレツ」をヒントに、牛肉を串に刺して揚げたのが始まり。

つまり「”串”に刺した”カツ”レツ」、略して「串カツ」となった。

 

「串揚げ」は元々どんな料理だったのか?

「串揚げ発祥のお店」も大阪にあった!昭和12年創業の「五味八珍」というお店。

現在は閉店しているが、過去の取材映像から、「串揚げ」は、「様々な食材を串に刺して揚げる」ことがわかった。

つまり「様々な食材を”串”に刺して”揚げ”る」、略して「串揚げ」となった。

 

現在の「串カツ屋」は「牛肉以外も揚げる」!?

現在は、「串カツ」発祥の「串カツだるま」のような串カツ屋さんも、牛肉以外の様々な食材も揚げるようになったので、「串カツ」と「串揚げ」のの差があいまいになっていった。

 

広辞苑の「串カツ」の意味と関西の「串カツ」に差が?!

代表的な辞書である「広辞苑」の「串カツ」には、「豚肉とタマネギを交互に刺し、衣をつけて揚げたもの」とある。

この意味は、関東での「串カツ」を指している。

関東で「串カツ」という料理が生まれたのは、1920年代の東京だと言われている。1929年(昭和4年)に関西の「串カツ」が生まれる前の1920年代に、関東の「串カツ」が誕生していた。

当時、東京にあったトンカツ屋さんが豚肉を切った時に出る「切れ端の肉」をどうにか使えないかと考えて、「豚肉と相性の良いタマネギを串に刺して揚げたのが始まり」と言われている。

そして、その「串カツ」が人気になり、関東のトンカツ屋さんに広まった!

 

なぜ広辞苑には、関東の「串カツ」の意味が?!

「広辞苑」に関東の「串カツ」の意味が記載されている理由としては、国語辞書などの辞書は関東を中心に編纂(へんさん)されているので、昔から関東で使われている情報が書かれていることが多い。

そのため、関西の「串カツ」発祥の「串カツだるま」の「串カツ」とは意味が異なっていた。

 

【minnano編集部】
「串カツ」に、関東と関西の違いがあったとは知らなかったです!?

関西の「串カツ」と「串揚げ」には差があまりなくなってしまいましたが、「だるまの串カツ」は大阪に行くと食べたくなります。みなさんはどうですか?

みなさんの感想やエピソード、疑問などレポして下さると嬉しいです!みなさんのレポ投稿、お待ちしています♪

 

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