【この差】「真だら」「生たら」「甘塩たら」「銀だら」の差

専門家:斉藤又雄(斉藤水産 店長)

 

【この差】は…

 「銀だら」は、「鱈(たら)」ではない。

 

【この差】のポイント!
 「たら」は「タラ目」。「銀だら」は「スズキ目」。

 

「銀だら」は、「鱈(たら)」ではない!?

「真だら」「生たら」「甘塩たら」は、すべて「マダラ」。「マダラ」は、タラ目の魚。

「銀だら」は、分類上、タラ目の魚ではなく、スズキ目の魚の深海魚。

 

なぜ「生たら」と呼び名を変えている?

「生たら」は、冷凍モノではない「生のたら」。

「生のモノ」だとわかりやすく表記している。つまり、消費者の目を引くため「生」であることを強調している。

 

なぜ「甘塩たら」と呼び名を変えている?

「甘塩たら」は、「たら」を塩漬けにしているモノ。下味をつける手間を省くため。

「甘塩」は、甘い塩を使っている訳ではなく、通常の塩漬けより「塩分控えめ」という意味。

 

「鱈(たら)」ではないのに、なぜ「銀だら」?

昭和初期、当時日本はアラスカの近くまで船を出し「サケ・マス漁」をしていた。その時、偶然の産物として獲れたのが「銀だら」。

しかし名前も付いていなかったため、銀色に輝く姿や切り身にした姿が「鱈(たら)」に似ていたため「ギンダラ」が正式名称になった。


(出典:新版 魚 (小学館の図鑑 NEO)

 

「真だら」と「銀だら」が向いている料理とは?

魚の種類が違うため、味に差があり、向いている料理が違う。

まず「真だら」は脂が少ないので、「バターソテー」や「揚げ物」など油を使った料理に向いている。

また淡泊な味で、火を通すと身がホロホロの食感になるため、「鍋料理」にも向いている。

一方、「銀だら」は脂が多く、焼いたり煮込んでも身が硬くならないので、「西京焼き」や「煮物」に向いている。

 

【minnano編集部】
「銀だら」が「鱈(タラ)」でないことには驚きましたが、美味しいサカナですし、正式名称が「ギンダラ」ならしょうがないですよね。

「銀だら」の「西京焼き」や「煮物」もよいですが、冬の時期は「真だら」のお鍋も良いですよね。みなさんはどのタラが好きですか?

みなさんの感想やエピソード、疑問などレポして下さると嬉しいです!みなさんのレポ投稿、お待ちしています♪

 

konosa-try

※「この差って何ですか?(2019年1月22日放送)」をチェック!!専門家のわかりやすい解説と出演者のトークが楽しめますよ!!

(配信準備中の場合や都合により放送できない放送日があります。ご了承ください。)