専門家:和田隆昌(防災士・災害危機管理アドバイザー)
【この差】は…
〇 火災発生時には、「濡れたハンカチ」ではなく、「ポリ袋」で避難すること。
〇 実は「濡れたハンカチ」には、有毒ガスを防ぐ効果は期待できないサ!
〇 5分以上被り続けると、窒息の危険があるので注意が必要サ!
あなたの「防災常識」は間違い?
日本全国で、様々な災害が起きた2018年。一年間を表す漢字として「災」だったのも、みなさんの記憶に新しいのでは。

様々な災害に備えるうえで大事な「防災常識」。実は、昔と今とでは大きく変化している。
「火災が起きた時にとるべき行動の差」
火災の際、一番怖いとされているのは、一酸化炭素中毒。一酸化炭素は、色やニオイが無く、毒性が強いため、火災の死因No.1となっている。

「昔の防災常識」では、「濡れたハンカチを口元に当てて避難」と言われてきたが、間違い!

実は「濡れたハンカチ」には、有毒ガスを防ぐ効果は期待できず、口元に当てても煙を少しずつ吸い込んでしまう。

「今の防災常識」では、「透明なポリ袋(ビニール袋)を被る」。
「ポリ袋(ビニール袋)」を頭から被り、袋を閉じることで、煙を吸わず、目をあけたまま避難できる。

そのため、最近はホテル学校に「ポリ袋(ビニール袋)」の設置や避難訓練でも「ポリ袋」を使用している。


ただし、5分以上被り続けると、窒息の危険があるので注意が必要。
あなたの「防災常識」は、昔の常識でしたか?今の常識でしたか?。
編集部メンバーのほとんどが、小学校の避難訓練といえば「ハンカチで口を押えて!」でした。最近の子どもたちは違うようで「ポリ袋」が主流のようですが、あくまでも一時避難の煙対策ですね。
でも子供の頃に、親に怒られたように「窒息の危険」があるので、くれぐれも注意が必要なので、避難訓練などの時にも大人がしっかりみておく必要がありそうですね。
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※「この差って何ですか?(2019年2月5日放送)」をチェック!!専門家のわかりやすい解説と出演者のトークが楽しめますよ!!
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