【この差】気付かないうちに生じている「体のゆがみ」の差

専門家:栗原隆(栗原隆ウェルネスクリニック 院長)

 

【気付かないうちに生じている「体のゆがみ」】は…

 〇「首」は、「ストレートネック」。「フェイスタオル ストレッチ」で改善を!
 〇「お尻」は、「利き尻」。「ゴロゴロ体操」で改善を!
 〇「肩」は、「巻き肩」。「肩甲骨ぐるぐる体操」で改善を!
 〇「足」は、「浮き指」。「足指グーパー体操」で改善を!

 

【この差】のポイント!

 〇 危険性をチェックして、家庭でもできるセルフチェックや改善方法を試そう!

 

気付かないうちに生じている「身体の問題」とは?


実は近年、様々な生活環境の影響で、気付かないうちに、私たちの体に「ある問題」が起こっている。それが、体の「ゆがみ」!

例えば、運動不足によって、足の筋肉が衰えて、ヒザが開いてしまったり、体に負担がかかる、「悪い姿勢」を続けることで、背骨がゆがんで、腰が曲がってしまうなど。これらの「体のゆがみ」を放っておくと、ヒザ痛や腰痛だけでなく、歩行困難などの重病に発展してしまう危険性がある。

そこで今回は、実は、多くの人が自分では気付かないうちに歪んでしまっている「首」、「肩」、「お尻」、「足」の4つの部位に関して、ゆがむことによる「危険性」、ゆがみを自分で発見出来る「セルフチェック法」、さらに、その「改善方法」を専門医に教えてもらう。

「首」の変形:「ストレートネック」とは?

近年のライフスタイルの変化により起こる首の変形が、「ストレートネック」!

これは本来、人間の首の骨というのは真っ直ぐ立った時に、緩やかにカーブをしているが、この首の骨のカーブが「変形」してしまい、真っ直ぐになってしまった状態を「ストレートネック」という。

「ストレートネック」が増えている一番の原因が、長時間、うつむいた姿勢で画面を見ている「スマホの普及」だと考えられている。

危険性とは?

「ストレートネック」になってしまうと、どのような危険性があるのか?

本来、人間の体というのは、「首の骨がやや前側にカーブ」することで、頭の重量を背骨で支えている。

しかし、首の骨がまっすぐになってしまうと、頭の位置が背骨より前に出てしまって、頭の重量を全て、肩の筋肉だけで支えることになってしまう。

その結果、肩の筋肉を通常の何倍も酷使することになるので、肩や首のコリの原因となる。

さらに、頭の重量は、およそ5kg!ボウリングの球ほどの重さがある!

そのため、それを肩だけで支え続けていると、「めまい」や「偏頭痛」に発展してしまう 恐れもある。

セルフチェック法とは?

「ストレートネック」のセルフチェック法。「ストレートネック」をチェックするには、「壁ピタ3点チェック」が1番効果的。

その方法は、まず、力を抜いて、壁を背にして立ち、「かかと」、「お尻」、「肩」を壁に付けた時に、頭が壁に付けば「正常」。

しかし、肩こりに悩む方が「壁ピタ3点チェック」をやってみると、頭の後ろは付かなかったりする。

改善方法とは?

「ストレートネック」改善には、「フェイスタオルストレッチ」が効果的!

まずフェイスタオルを両手で持つ。これを首の後ろの真ん中辺りに当てていく感じ。

次に両手を斜め上に引っ張り 頭を少し倒す。

両手で「タオル」を 前方に強く引っ張ったまま、首でタオルを後ろに押していく。

そして、それを保ったまま ゆっくりアゴを引いていく。この引きつけた状態で5秒間くらいキープしていく。

この「フェイスタオルストレッチ」を行うことで、首の正常なカーブを取り戻すことができる。

この「フェイスタオル ストレッチ」を「5秒間を5セット」「朝と夜」に行い、それを1か月程度 続けることで、「ストレートネック」改善の効果が期待できる!

実際に、ストレートネックで悩んでいた人が、ストレッチを1か月間続けたところ、首のカーブを取り戻すことができた。

「お尻」の変形:「利き尻」とは?

このライフスタイルの変化で起こるお尻の変形が「利き尻」!

「利き尻」とは、真っすぐ座っているつもりでも、どちらか片方のお尻に、体重が偏ってしまっている症状のこと。

この「利き尻」のような症状が今増えているは、長時間座っているとついついやってしまう「足を組む」という動作。

やはり、足を組んで座ることでお尻の片側に体重が偏ってしまうため、骨盤がだんだんと歪んでくる。だから、両方、左右対称にやっぱりしておかないといけない。

危険性とは?

「利き尻」になってしまうと、骨盤や背骨が歪んでくる。そうすると慢性的な腰痛になる危険性がある。

さらに、「利き尻」が悪化してしまうと、「ぎっくり腰」や「ヘルニア」を引き起こしてしまう危険性もある。

セルフチェック法とは?

「利き尻」のセルフチェック法。「利き尻」をチェックするには、両足の裏をくっつけて両手でつま先を持つようにする。

そして、床からヒザまでの高さを左右それぞれ測る。この時、左右のヒザの高さの「ズレ」が生じた場合、「利き尻」だと考えられる。

左右のヒザの高さに、大体5センチ以上の差があると、腰痛のリスクなどが高まると考えられる。

改善方法とは?

「利き尻」を改善する体操としては、「ゴロゴロ体操」が効果的!

まず、あおむけにリラックスして寝る。

次に、あおむけの状態で両足の裏を合わせる。

そして、手で足首を掴む。

この状態で体を左右に10回くらい動かす。

さらに、先ほどと同じ体勢のまま、今度は前後に10回揺らしていく。

これだけで先ほどチェックした床からヒザまで高さの差が変わってくる。この効果は、股関節が柔らかくなっているということ。

「ゴロゴロ体操」は、1日2セット×1か月程度続けるのが効果的!継続していくことが大切。

「肩」の変形:「巻き肩」とは?

このライフスタイルの変化で起こる肩の変形が「巻き肩」。

「巻き肩」とは、両肩が胸より前に出てしまって、内側に向いていること。

「猫背」とは違う。似てはいるが、根本的に違う状態。「猫背」は、背骨が曲がることで、背中の縦ラインが丸まってしまっている状態。

一方、「巻き肩」は、肩が内側に巻き込んで、左右の肩を結んだラインが丸まっているという状態。

一番原因として考えられるのは、やはり長時間のパソコンの使用。パソコンの使用によって、こういった「巻き肩」の症状を引き起こしている方はかなり多い。

さらに「横向き寝」をする方も「巻き肩」になりやすい。横向きで寝ることが多い方は、寝ている間に肩に上半身の体重が集中してしまう。無意識に楽な姿勢をとろうとして、肩を前に突き出して寝るクセがついてしまい、その結果、「巻き肩」になってしまうとのこと。

危険性とは?

「巻き肩」になると、まず「肩回りの血流が悪化」する。

そのことで「慢性的な肩コリ」や「首のコリ」を引き起こす。

さらに、「巻き肩」が悪化してしまうと、前に飛び出た肩の筋肉によって、胸や肋骨の筋肉とか骨が圧迫されて、肺に常に負荷が掛かってしまう。

最悪の場合は「呼吸障害」になってしまう危険性もある。

セルフチェック法とは?

「巻き肩」のセルフチェック法。「巻き肩」をチェックするには、まず肩幅に楽に足を開く。

その状態で普通にバンザイをする。

出来る限り、耳のほうに手をつけながら、グッと、腕を限界まで後ろに倒していく。

この時に、両腕が耳よりも後ろに行けば正常。

両腕が耳よりも後ろに行かない人は、「巻き肩」になっている可能性が高い。


改善方法とは?

「巻き肩」を改善する体操としては、「肩甲骨ぐるぐる体操」が効果的!

やり方はとっても簡単!まず、右手で右肩をつかむ。

そして、左手で右脇から肋骨あたりを押さえて、上半身を固定。

この状態で、肩甲骨を意識しながら、右肩を大きく回していく。

この時に、ヒジで大きく円を描くように回すと、肩甲骨の周りの筋肉がほぐれて、「巻き肩」を改善することが出来る。

肩甲骨をしっかりと背中に引き付けるようなイメージで、そこからグッと前に振りかぶるようなピッチャーが投げるような感じで10回まわす。

反対の肩も同じように10回まわす。

この「肩甲骨ぐるぐる体操」は、簡単に出来て、「巻き肩」ではない人も、肩こりが楽になる。

この体操を、朝起きた時と、夜寝る前の、1日2回、両肩それぞれ10回ずつ行うと、「巻き肩」の改善につながる。

「足」の変形:「浮き指」とは?

このライフスタイルの変化で起こる足の変形が「浮き指」。

「浮き指」とは、直立したときに足の指に体重がかからないで、指が浮いてしまう状態のこと。

実は、この足の指が1本以上浮いている方は、男性では大体6割、女性では大体8割ぐらいいると言われている。

なぜ、現在「浮き指」が、これほどまでに増えているのか?一番の理由として考えられるのが、「裸足になる時間が短くなった」こと。

私たちは裸足で歩くと、自然に、地面を指で「掴む」ようにして歩くため、無意識のうちに足の指の筋肉が鍛えられる。

最近は、外で靴を履くことはもちろん、家の中でもスリッパを履くようになったということで、より足の指の筋肉を使わなくなってきているという風に考えられる。

さらに、一見、指が浮いていないように見えても、実は、足の指の筋肉をちゃんと使えていない「隠れ浮き指」の人が、たくさんいる。

危険性とは?

「浮き指」になってしまうと、指が浮いている分、歩いたときの衝撃が足の裏全体に分散出来ないので、ヒザの負担が強くなってしまう。

結果として、「ヒザの痛みの原因」につながっていくと考えられる。

セルフチェック法とは?

「浮き指」のセルフチェック法。「浮き指」をチェックするには、まず裸足になった状態で、足の指にぎゅっと力をいれて「グー」の形にする。

「グー」の形をした時に、この指の「付け根の骨」が飛び出ている場合が正常。「浮き指」の方の場合は、指の「付け根の骨」が飛び出ない。

改善方法とは?

「浮き指」を改善する体操としては、「足指グーパー体操」が効果的!

「足指グーパー体操」とは、その名の通り、足の指でグーとパーを交互にするだけのシンプルな体操!

小指の方から力を入れていくとより効果的。小指から握っていく、これ結構つりそうな感じだが、小指の方から力をいれていくと力入りやすい。次に「パー」にする。足の指5本の指を思い切り広げる。

このグーパーの動きを1回10セット、朝晩の1日2回行うだけで、足の指の筋肉が鍛えられて、「浮き指」の改善が期待できる。

 

【minnano編集部】
気付かないうちに生じている「体のゆがみ」の差は、いかがでしたか?

「ストレートネック」はよく聞きますが、「利き尻」「巻き肩」「浮き指」は聞いたことがなかったです!でも思いたる症状はあったので、さっそくセルフチェックと改善方法を試したいと思います。

みなさんの感想やエピソード、疑問などレポして下さると嬉しいです!みなさんのレポ投稿、お待ちしています♪

 

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※「この差って何ですか?(2019年4月2日放送)」をチェック!!専門家のわかりやすい解説と出演者のトークが楽しめますよ!!
(配信準備中の場合や都合により放送できない放送日があります。ご了承ください。)

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