【この差】「平成元年」と「平成最後の年」の「食材の保存方法」の差

専門家:佐藤秀美(日本獣医生命科学大学 客員教授 栄養士)

 

【平成最後の年の常識】保存する最適な場所は…

〇「じゃがいも」は、「冷蔵室」。
〇「小松菜」は、「冷凍室」。
〇「トマト」は、「常温」。
〇「しめじ」は、「冷凍室」。

 

【この差】のポイント!

〇 同じ保存期間でも、健康成分や栄養素、旨味が増える。

 

【平成最後の年の常識】「じゃがいも」は「冷蔵庫」


「じゃがいも」を保存する最適な場所は、「常温」ではなくて、「冷蔵室」!

「常温」で保存する方はすごく多い。一般的にも、そう言われてきました。でも、実は、「冷蔵室」に入れたとしても、保存する期間は「常温」とあまり変わらなくておよそ2週間。

しかし、「じゃがいも」は「常温」で保存するよりも、「冷蔵室」で保存した方が「糖の量」が2倍になってくる。

「じゃがいも」は、「低温」で保存すると、凍ったりしないようにするために、糖を作り出す。なので、温度が低い方が「じゃがいも」の糖は増えていく。よって、「冷蔵室」で保存した場合には、約2倍になる事が分かっている。

ただ、「じゃがいも」は凍ってしまうと「糖」が増えないので、凍る可能性のある「チルド室」や「冷凍室」には保存せず、なるべく低い温度で保存できる「冷蔵室」で保存した方が良い。

【平成最後の年の常識】「小松菜」は「冷凍庫」


「小松菜」を保存するのに最適な場所は、実は「冷凍室」!

「小松菜」は「冷蔵室」で保存する方が多いと思うが、「冷蔵室」だと2~3日しか保存できない。しかし、「冷凍室」だと2~3週間保存できるようになる。

「小松菜」だけでなく、「キャベツ」や「ほうれん草」などの「葉物野菜」も、「冷凍庫」で保存した方が長持ちする。

さらに、実は、「小松菜」に含まれる 「ビタミンC」などの栄養成分の量も「冷凍室」で保存することで、差が出てくる。

例えば、野菜は呼吸をする。呼吸をすると、どんどんどんどん栄養素は失われていくが、「冷凍室」であれば、野菜の呼吸もピタッと止まる。そうすると「ビタミンC」を分解するような酵素の働きも抑えられるので、栄養価を考えるなら、迷いなく「冷凍室」。

さらに、「冷凍室」に入れる前に水洗いして、小分けに切り、ラップに包んで「冷凍室」に入れておけば、調理する際、解凍する手間がかからないので、オススメ。

ただし、「すぐに食べるモノ」や「生でサラダとして食べるモノ」は冷凍すると、シャキシャキ感が無くなるので、「野菜室」での保存がオススメ。


【平成最後の年の常識】「トマト」は「常温」


「トマト」を保存するのに最適な場所は、実は「常温」!

実は「冷蔵」に入れても「常温」に置いても、「トマト」の保存期間は1週間ぐらいで、あんまり変わらない。

ただし、「トマト」を常温で保存しておくと、血管の老化を防ぐ効果がある「リコピン」が およそ60%もアップする。

「トマト」は、暖かい地域で育つ野菜なので、20℃前後の常温で保存しておくと収穫後もどんどん熟していく。熟せば熟すほど、「リコピン」の量は増えていく。

ただし、室温が30℃を超える夏の暑い時期は、「常温」だと傷む可能性があるので、「冷蔵室」での保存がオススメ。

さらに、「トマト」の表面がシワシワになったり、ブヨブヨの状態になったら、それ以上は保存せず、加熱して食べるように、とのこと。


【平成最後の年の常識】「しめじ」は「冷凍庫」

「しめじ」を保存するのに最適な場所は、実は「冷凍室」。

一般の方は、「チルド室」や「冷蔵室」に入れられる方が多いが、そうすると、2~3日しか保たない。しかし「冷凍室」に入れると、2~3週間保つ。

さらに「しめじ」は冷凍すると、細胞が壊れて細胞内の「旨み成分」が外に出ていくので、生の状態の時よりも 「旨み成分」の量が、およそ3倍になる。

 

【minnano編集部】
「平成元年」と「平成最後の年」の食材の保存方法の差は、いかがでしたか?

同じ保存期間でも、健康成分や栄養素、旨味が増えるのは嬉しいですね。さっそく保存方法も見直してみたいです。

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