【この差】今ブームの青魚の缶詰なのに「アジの缶詰」だけないの差

専門家:木村隆之(木の屋 副社長)

 

【この差】は…
 〇「缶詰」にすると臭くなるか どうか

【この差】のポイント!

 〇しかし、実は、2018年、島根県の缶詰メーカーが「アジ缶詰」を発売開始している。

 

なぜ「アジの缶詰」を見かけない!?

日本でよく食べられる青魚である「サバ」、「イワシ」、「サンマ」、「アジ」が挙げられる。

しかし、都内20軒のスーパーを見てみても、「サバ」、「イワシ」、「サンマ」の缶詰はあるが、「アジ」の缶詰は見つけられなかった。

【実食】「アジの缶詰」を食べてみた!

今回、缶詰を作り続けて60年の「木の屋」の協力で、「サバ」、「イワシ」と同じ工程で、特別に「アジの缶詰」を作ってみた。

作り方は、まず①内臓を取り、食べやすい大きさにする、

②缶に詰める、

③塩水を入れる、

④フタをする、

最後⑤1時間加熱する。

そして、できた「アジの缶詰」を食べてみると、とても臭いことがわかった。つまり、「アジ」は「缶詰」にすると、臭くなる。


なぜ「アジの缶詰」だけ臭いのか!?

「サバ」などの青魚の缶詰は、同じ工程でつくっても臭くないのに、なぜ「アジ」だけ臭いのか?

まず「アジ」に限らず「青魚の脂」は、時間が経つと「脂」と「酸素」が結びついて、「ヘキサナール」という悪臭を発生させる。

しかし、「サバ」、「イワシ」、「サンマ」といった缶詰にできる青魚には、「脂」と「酸素」が結びつきをとめる「抗酸化物質」が多く含まれているので、「ヘキサナール」が発生しにくくなると言われている。


2018年「アジ缶」誕生!?

しかし、実は2018年に島根県にある缶詰メーカー「シーライフ」が「アジの缶詰」を製造開始していた。

このメーカーでは、従来の一般的な工程である②缶に詰める、③塩水を入れる工程の間に、「蒸す」工程を入れている。

「蒸す」ことで、「アジ」に含まれる脂分をとかすことで、最大限ニオイの元を減らしている。さらに、脂を捨てることで、「ヘキサナール」の発生を防ぐ工夫をしている。

しかし手間がかかるため、1日多くても300~400缶くらいしかできないとのこと。

地元のブランド「アジ」を全国で食べてもらいたいという思いから誕生した!「どんちっち あじ水煮缶」の値段は一缶600円。

(※詳しくはコチラ!「どんちっち あじ水煮缶」

 

【minnano編集部】
「アジの缶詰」がないのは、そんな理由だったんですね。同じ青魚でも違うとはいえ、アジだけとは興味深いですね。

でもその分「アジの缶詰」を食べてみたくなりますね。効果ですが、一度は食べてみたいです♪

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※「この差って何ですか?(2019年5月7日放送)」をチェック!!専門家のわかりやすい解説と出演者のトークが楽しめますよ!!

(配信準備中の場合や都合により放送できない放送日があります。ご了承ください。)