【この差】あんこオバケこと、川田アナ大興奮!「つぶあん」と「小倉あん」の差

専門家:茜太郎(茜丸本舗 会長)

 

【この差】は…

 〇「つぶあん」は、普通の小豆
 〇「小倉あん」は、こしあん+大納言小豆 か どうか

 

【この差】のポイント!

 〇京都の「小倉山」の近くで栽培したので、「小倉あん」と呼ばれるようになった!

 

「つぶあん」と「小倉あん」の「あんぱん」を調査!

今回、都内の20軒のパン屋さんに協力してもらい「小倉あん」と「つぶあん」の「あんぱん」を調査!

調査の結果、「つぶあん」の「あんぱん」も、「小倉あん」の「あんぱん」も、「つぶつぶが残ったあんこ」だった!!


「つぶあん」と「小倉あん」、食べてみると全然違う!

そこで、今回は、「あんこ」を作り続けて79年の老舗あんこメーカー「茜丸本舗」の工場でつくり方を調査!

 
関西地方では、CMで有名な茜会長が、直々に案内してくれた!

最初に見せてもらうのは、「つぶあん」の製造工程。

まず、洗った小豆を、圧力釜にいれ、1時間ほど煮ていく。

その後、砂糖と水を入れた鍋に、煮上がった小豆を入れる。

さらに煮詰めること90分。「つぶあん」の完成。

続いて、出来立ての「小倉あん」も見せてもらった。

見た感じには、違いがわからないが、食べてみると全然違うことがわかる。豆の味がしっかり分かると言うか、ほくほくした感じもある。

実は、「つぶあん」と「小倉あん」には、明確な差があり、生まれた歴史を見ればはっきりわかるという。

ちなみに、先に生まれたのが「つぶあん」で、後に生まれたのが「小倉あん」とのこと。

「つぶあん・小倉あん 誕生物語」とは


今からおよそ1400年前の「飛鳥時代」。

当時、「肉」を食べられなかった僧侶たちが、「肉」の代わりに、煮た「小豆」を食べたのが、「つぶあん」のはじまり。

その頃の「つぶあん」は、「砂糖」が入っていなかったので、甘くはなく、ご飯の「おかず」として食べられていた。

その後、「平安時代」。

当時、京都で繁盛していた、天皇御用達の「お菓子屋さん」に、

和三郎という男がいた。

この和三郎が、当時、「おかず」だった「つぶあん」に「砂糖」を加え、お菓子としての「つぶあん」を最初につくった。


「空海」が持ち帰った小豆「大納言小豆」

この頃、「天皇」に「地域の名産品」を献上する習わしがあった。

和三郎は、天皇に献上するのにふさわしい、見た目も良く、味も美味しい「つぶあん」を作れないものかと困っていた。

その時、ある人物が、和三郎に差し出してくれたのが、「大きくて立派」な「唐」から持ち帰った小豆。

実は、この「小豆」を差し出してくれた人物こそ、和三郎の知り合いで、「真言宗」を開いた、「弘法大師」こと、空海であった。

空海が「唐」から持ち帰ったこの小豆は、「大きくて立派」なだけでなく、煮ても、皮が破れにくい、という特徴があった。

のちに、この小豆は、普通の小豆と違って、煮ても皮が破れないことから、「切腹」を連想させないということで、

「切腹」の習慣が無い、公家の「役職名」にちなんで、「大納言小豆」と名付けられた。


なぜ「小倉あん」と呼ばれるようになったのか?

その後、和三郎は、この「大納言小豆」を、地元の山で栽培し、甘い「つぶあん」を作った。

そして、その「大納言小豆」を栽培したのが、京都の「小倉山」の近くだったことから、「小倉あん」と名付けられた。

その証拠に、現在も「小倉山」付近にある石碑には、「小倉あん発祥の地」の文字が。

その後、「小倉あん」は、天皇に献上されることとなる。

つまり、本来は、普通の小豆で作ったのが「つぶあん」、「小倉山」付近で栽培した「大納言小豆」で作ったのが「小倉あん」だった!


江戸時代になると「小倉あん」にも変化が!

しかし、その後、「江戸時代」になると、「大納言小豆」の値段が高過ぎるということで、

普通の「小豆」で作った「こしあん」に、少しだけ「大納言小豆」の甘煮を混ぜたモノを「小倉あん」として売り出す和菓子屋さんが現れた。

そして現在も、その名残で、「普通のこしあん」に少し「大納言小豆」を混ぜた物を、「小倉あん」と呼んでいる。


 

【minnano編集部】
今回のお話に、空海がでてきたのは、驚きでした!いろいろな影響を残してくれているんですね。

今は「普通のこしあん」に少し「大納言小豆」を混ぜた物を、「小倉あん」と呼んでいるとのことですが、今回、川田アナが食べた「大納言小豆100%の小倉あん」を是非食べてみたいです♪
それにしても、川田アナは「あんこ」を美味しそうに食べますね。明日のおやつは、「小倉あんぱん」を食べてみようかな。

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※「この差って何ですか?(2019年6月11日放送)」をチェック!!専門家のわかりやすい解説と出演者のトークが楽しめますよ!!

(配信準備中の場合や都合により放送できない放送日があります。ご了承ください。)