【この差】川田裕美も感心!!お盆にまつわる「ふるさと」の差

専門家:本良敬典(日蓮宗 妙常寺 住職)

 

「お墓参りに行ったほうがいい日」は…

 〇お盆初日8月13日と最終日16日!か どうか

【この差】のポイント!

 〇お墓参りの作法!5つのチェックポイントもチェック!

 

「お盆」とは?

東京など一部の地域を除いては、全国的にまさに今、「お盆」真っ只中!

でも皆さん、そもそも「お盆」とは一体どのような時期のことか、ご存知ですか?

お盆とは、「8月13日から16日の4日間」。

古来日本では、1年を2つの期間に分け、1つ目の期間の始まりを「正月」、2つ目の期間の始まりを「お盆」としていた。

そして「正月」と「お盆」には、あの世から、ご先祖様が帰ってくると考えられていた。

なので、ご先祖様をお迎えするのに、ふさわしい過ごし方がある!そこで今回は、「お盆のよりふさわしい過し方」を教えてもらう!

(※ただし、お盆のしきたりや考え方は、地域や宗派によって異なる場合があります。 )

「お盆のよりふさわしい過し方」とは?

まずは「お墓参りに行ったほうがいい日」は、お盆初日、8月13日!さらに、実はもう1日、その日は16日!

お盆初日、8月13日は、ご先祖様が、あの世・仏様の世界から、こちらの世界に帰ってくる日。

宗派によって「両全領土」と言ったり、「極楽浄土」と言ったり、仏様の世界、私たちとは違う世界から帰ってくる日が13日。

そのため、13日は、ご先祖様をお迎えするため、「お墓参り」に行った方がいい!

ご先祖様は、仏様の世界からこの世に帰ってきて、8月14日、15日は全泊、全部泊まる。

そして16日は、ご先祖様が、この世から、あの世、仏様の世界に戻る日なので、ご先祖様をお送りするため、「お墓参り」をするのがふさわしい。

「お墓参りの作法」とは?

続いては、「お墓参りの作法」!5つのチェックポイント。

チェックポイント①「お墓の上から水をかける」は?

「お墓の上から水をかける」は、ふさわしくない!

お墓は、「先祖様の体のようなものだから大切に扱う」、「頭の上から水をかけてはいけないよ」と言ったりすることが一点。

そして、実は「お水」は「お供え物」としてあげている。

「お水」を上げる場所は「水鉢」や「水受け」と言ったりするが、この場所が正しい!

チェックポイント②「墓石をタワシで磨く」は?

「墓石をタワシで磨く」は、ふさわしくない!

「墓石」は、「ご先祖様の体」のようなものなので、「お墓」を磨く時は、柔らかいもので優しく丁寧に洗うのがふさわしい!

チェックポイント①「お墓の上から水をかける」は?

チェックポイント③「ご先祖様が大好きだったバラの花をお供え」は、ふさわしい!

基本的には、故人が好きだった花をお供えすることは、ふさわしい!

ただ、「トゲがついている状態」では、ふさわしくないため、トゲを取っていれば大丈夫!

一方、「ヒガンバナ」や「スイセン」などは、毒があるため、お供えに向いていないとされている。

さらに「ツバキ」は散るときに、花がぽとりと落ちる様が、首が落ちる様子を連想させるため、避けたほうが良い!

チェックポイント①「お墓の上から水をかける」は?

チェックポイント④「お供え物のフタを開けて置く」は、ふさわしい!

ご先祖様は、お供え物の「香り」を楽しんでいるので、実際「お線香」をあげたりして、「香り」をお供え物している。

「香り」をプレゼントしているので、フタを開けてお供えするのが、よりふさわしい。

「食べ物」でも、「飲み物」でも同じとのこと。ただし、そのまま「お墓」に置いておくと、カラスや猫が食べてしまうことがあるので、持ち帰るようにすること!

ちなみに、「持ち帰ったモノ」は食べても良い!「仏様のご飯」と書いて「仏飯」と言ったりするが、食べても良いとのこと。

チェックポイント⑤ 「目を閉じてお参り」は?

「目を閉じてお参り」は、どちらかというと、ふさわしくない!

「お墓参り」に来ているから、目を開けてご先祖様と会ってお話するように、目を開けてお参りしていただいても、全く問題ない!

お参りしている時は、やはり最初に、今私のある命、これはご先祖様が繋がってきてくれたおかげなので、「ありがとう」と感謝を伝えるのが最も正しいと言える!

そして、今僕がこうやって頑張っているよっていうのを伝えることが一番良いとのこと。

「お盆」ならではの「お墓参りの作法」とは?

さらに「お墓参り」には、「お盆」ならではのふさわしい作法もある。

まずは「提灯」。これは、「お墓参り」に行ったときに、「提灯」を持って行って、そのお寺の「種火」をもらうか、「種火」がもらえない時はお墓でつけた「ロウソクの火」を灯して、この場所から家までしっかり迷わないで帰ってきてねという気持ちで、「提灯」を目印にして帰ってくる!

「提灯」を持っていくっていうのが「お盆」の一つの特徴。最近は、火を点けて持って帰れない場合は「LED提灯」などを活用するのもオススメとのこと。

さらに、「お盆」ならでのお花が、「ホオズキ」。「ホオズキ」は、「提灯」に似ているということで、「ご先祖様ここですよ~」と目印になってもらいたいので、お供えするとのこと。

「お盆」ならではの「自宅での作法」とは?

「お墓参り」を終え、「提灯」の光で、ご先祖様を自宅に導き、玄関先で炊かれているのは、「迎え火」。

玄関の外で「焙烙(ほうろく)」と呼ばれる素焼きのお皿の上で、「おがら」というもの、「麻の茎」を燃して、ご先祖様こちらですよ、ちゃんと迷わず家に帰ってきてくださいねという目印のために焼いたりする。

そして家の中でも、ご先祖様をお招きするための「お供え物」が欠かせない。

「お盆」といえば、「ナス」と「キュウリ」に爪楊枝を刺して作る「精霊馬(しょうりょううま)」をお供えする。

「精霊馬」とは?

これは、「キュウリ」と「ナス」で動物を模したもの。

「キュウリは馬」そして「ナスは牛」を模したもの。

「キュウリ」は?

8月13日に使う「キュウリ」の方、「ご先祖様がこの世に帰ってくる時に乗る乗り物」。

馬に模した「キュウリ」は、馬は足がとても速いので、なるべく早く帰ってきて、ということで馬だったりする。

「ナス」は?

そして、8月16日に使う「ナス」の方は、「あの世に戻る時に乗る乗り物」。牛は歩くのがゆっくり。

帰りは「ゆっくり牛で帰ってね」という意味でお供えする。

「そうめん」は?

そして、最終日のこの日は、「そうめん」をお供えする。

この「そうめん」には、ご先祖様があの世へ帰るときに、このお供え物をできたら持って帰ってほしいという事で、「縛る紐」としての意味や牛から落ちないように「手綱」として使ってほしいという気持ちで、「そうめん」を用意する。

「仏飯」とは?

お供え物としてなくてはならないのが、ご先祖様が食べられる「仏飯」。

確かに、基本的には故人の好きな物をお供えしていいが、精進料理には使われない「肉」と「魚」に関しては、「殺生」に当たる場合もあるため避けた方が良いとされている。

「お盆」は「おでかけ」しても良い?

そして、8月14日と15日は、ご先祖様が自宅で過ごす日。もちろんずっと家にいる必要はなく、「おでかけ」してもいい。

ちなみに、「お盆は海水浴に行くと、海に引きずりこまれてしまう」という「迷信」!

このお盆の時期には、海の潮の流れが変わるなど、「クラゲ」が出始めたりする時期なので、ご先祖様に足を引っ張られるよと言って、海に入ることを控えさすために、「おばあちゃんの知恵」的なところで広まったと考えられる。

 

【minnano編集部】
「お盆」の過ごし方は、宗派や地域、家庭それぞれで過ごし方が違うので、基本を知りたいと思っていたので、とても勉強になりました。

みなさんの感想やエピソード、疑問などレポして下さると嬉しいです!みなさんのレポ投稿、お待ちしています♪

 

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