【この差】同じ息なのに「冷たく感じる『フー』」と「温かく感じる『ハー』」の差

専門家:深井一夫(元横浜国立大学 准教授)

 

【この差】は…

 周りの空気を巻き込んでいるか どうか

 

【この差】のポイント!

 『フー』も『ハー』も実は口から吐き出されたすぐの温度は、ほぼ同じ35度。

 

「フー」は冷たくて、「ハー」は温かい

熱い飲み物は「フー」と息を出して冷まし、寒い時は「ハー」と息を出して手を温める。「フー」では熱いものを冷まし、「ハー」では冷えたものを温める。

「フー」と息を吐いた時と、「ハー」と息を吐いた時の息の温度をサーモカメラで撮影した。すると、吐いた直後の温度は、「フー」も「ハー」も体温より少し低い約35℃だった。唇に指を付けて、息を「フー」と吐いた時と「ハー」と吐いた時を比べると、だいたい同じ温度に感じる。

しかし、手を置いた口から約10cm離れたところの温度を見ると、「フー」は約28℃、「ハー」は約32℃と4℃も差があった

 

なぜ「フー」は冷たく、「ハー」は温かい?

息を吐いた時に、周りの空気を巻き込んでいるかどうか

「フー」は口をすぼめて吐くため風速が速いそのため、周りの空気をたくさん巻き込んでいき、吐き出した息の温度が下がり、手元では冷たく感じる

外気の温度が高ければ、巻き込んだ空気が温かいため、「フー」と吐いても冷たく感じないこともある。例えばサウナでは外気の温度が70℃くらいあるため、「フー」と吐いた空気は熱い。

「ハー」の場合は周りの空気をほとんど巻き込まないため温かいまま

 

【実験】本当に周りの空気を巻き込んでいるのか?

ラップ芯、または紙を筒状に丸めたものを用意する

手を筒の長さの位置におき、そのまま「フー」と息を出してみる。すると息は冷たい
次に、筒を口に当てて「フー」と息を出してみる。すると息は温かい
つまり、周りの空気を巻き込まなければ、息は温かいことが分かる。

 

【実験】「フー」は周りの空気をどれくらい巻き込んでいる?

長さ2mの細長いビニー袋を用意する
口をつけて息を吹き込むと、膨らませるのに5回かかった
次に、口を離して「フー」と吹くと一瞬で膨らんだ吐いた息に周りの空気を巻き込んで、風の量が約10倍になる

倍の長さの4mの袋でも一瞬で吐くことができる。

 

【minnano編集部】
「フー」と「ハー」の違いは気にするこもなく使い分けていました。

たった10cmの距離でこんなに温度に差ができるとは驚きです!

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※「この差って何ですか?(2015年5月24日放送)」をチェック!!
(配信準備中の場合や都合により放送できない放送日があります。ご了承ください。)