【この差】「800円の新茶」と「8400円の新茶」の差

専門家:和多田喜(表参道 茶茶の間 日本茶ソムリエ)

 

【この差】は…

 お茶の葉を摘み取る日の差

 

【この差】のポイント!

 本当においしいお茶が取れるのは1年でたった1日!

 

同じ「新茶」でも値段に差が?!

「新茶」のお値段はピンキリ
100g800円のお茶もあれば、100g8400円のお茶もある

同じ産地、同じ品種なのに、7600円もの差があるのはなぜ

 

何が違う?

お茶の葉を摘み取る日の差
本当に美味しいお茶がとれる日は1年でたった1日だけ

栽培の仕方、収穫の仕方など、きちんと作っていることが大前提だが、1番重要なのは収穫日。収穫日によってお茶の質が大きく変わってくる

 

お茶はどうやって収穫される?

お茶の収穫は4月中旬~5月中旬。

高級なお茶は、上の方にある1本の茎と3枚の葉だけを収穫する

 

摘み取りにベストな日とは?

「3枚の葉」と「茎」の柔らかさが同じになる日がベスト
こうなるのは1年に1日だけ。この日を過ぎてしまうと、どんどんお茶の質は悪くなる。

新茶のシーズンになると、毎日農家さんが畑に行き、手で柔らかさを確認しながら、摘む日を決めている

そのため、全て手摘み

さらに高級なお茶は、茎の少し硬い部分を含めずに収穫していく

そのため、手摘みでないとできないのはもちろん、熟練の手の感覚が必要となる

 

お茶の製造工程

まず、茶葉を蒸す。こうすることで、茶葉の酸化を止め、新鮮な色が保てる。

続いて、熱風で茶葉を乾燥させ、お茶を揉んで水分を均一にしていく

この工程を繰り返してお茶ができる

 

柔らかさを揃えることがなぜ大事?

葉と茎に含まれる水分をいかに減らすかが重要。そのため、柔らかさが揃っている方がきれいに水分が飛ぶ
お茶同士で揉むため、柔らかさが均一でないと潰れてしまうなど質が悪くなる。そのため収穫の時点で柔らかさを揃えることが非常に重要。

 

摘み取りができない日がある?!

畑によって摘むのにベストな日は異なる
そのため、お茶農家の方は長年の経験から収穫にベストな日を決め、お茶摘みさんを手配する。長年の経験により、決めた日が「やっぱりまだ早かった」などというズレはほとんどない。

ただし、雨が降ってしまうと収穫はできない。雨が降ると、茶葉を蒸す時の熱のかかり方が変わってしまうため。雨が降るとベストな日を逃してしまう。そのため、年により、ベストな状態で摘み取りできる年と、タイミングがズレてしまう年があり、質や値段に差がある。

 

【minnano編集部】
長年の経験で1年にたった1度のお茶摘みのタイミングを判断するお茶農家さんに驚きです!

さまざまな技術が発達しても、長年の経験や熟練の技による手作業でないとできないことはまだまだ多いですね!

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※「この差って何ですか?(2015年6月7日放送)」をチェック!!
(配信準備中の場合や都合により放送できない放送日があります。ご了承ください。)