【この差】「値段の安いバナナ」と「値段の高いバナナ」の差

専門家:東直樹(首都大学東京 名誉教授 農学博士)

 

【この差】は…

 栽培されている場所の標高が高いか どうか

 

【この差】のポイント!

標高が高い所で栽培されたバナナは、値段が高い。
標高が低い所で栽培されたバナナは、値段が安い。

 

「値段の高いバナナ」と「値段の安いバナナ」は何が違う?

同じフィリピン産でも、1房91円のバナナと1房298円のバナナがある

この差は栽培される場所の標高の差標高の高い高地で栽培されたバナナは値段が高く、標高の低い低地で栽培されたバナナは安い

バナナは寒さに弱いと言われ、「バナナベルト」と呼ばれる赤道付近の標高20m以下の暖かい場所で栽培されてきた

しかし、「値段の高いバナナ」のパッケージを見ると「高地栽培」と書かれている

実はこのバナナは標高500m以上の高地で栽培されている

 

なぜ標高の高い場所で栽培している?

高地栽培されたバナナの方が甘いから

バナナの実は日中光合成をすることで葉に糖分を蓄えている

そして夜になると、この糖分がバナナの実に運ばれて甘さを増していく

これを毎日繰り返すことでバナナはどんどん甘くなっていく。つまり、収穫までの期間が長い程甘くなっていく

低地栽培された安いバナナは、収穫までの期間が約10ヶ月高地でバナナを栽培する場合は、気温が低いため、本来暖かい場所で育つバナナは成長が遅くなり、収穫までに約13ヶ月もかかる

その結果、3ヶ月分糖分を多く蓄えられるため、より甘くなる

 

どれくらい甘さに差がある?

「値段の安いバナナ」と「値段の高いバナナ」の糖度を測ってみた。
「値段の安いバナナ」は糖度約19度、「値段の高いバナナ」は糖度約22度と、約3度の差があった

 

こんなバナナもある!?

13か月より長い約15か月かけて、標高1000mで育ったバナナは、糖度約25度。メロンの約1.5倍の甘さ。

お値段は1本700円、1房3本で2,100円ととても高価

 

【minnano編集部】
高いバナナは甘いな、とは思っていましたが、それが栽培される場所の標高によるとは知りませんでした!

1本700円のバナナはどんなお味なのか?メロンの1.5倍という驚きの甘さを体験してみたいです!!

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※「この差って何ですか?(2015年6月14日放送)」をチェック!!
(配信準備中の場合や都合により放送できない放送日があります。ご了承ください。)