【この差】「浅草(あさくさ)」と「浅草(せんそう)寺」の差

 
専門家:櫻井治男(皇學館大学 大学院 文学研究科 教授)
 
地名は「浅草(あさくさ)」だが、「浅草寺」は「せんそうじ」と読むのはなぜ?



 
この差は・・・

 「お寺(仏教)」は、中国から伝わってきたため「音読み」が使われることが多いため

「神社」は、日本由来のため「訓読み」が使われることが多い。

 

いつ頃から「せんそう(浅草)寺」と呼ばれるようになったのか?

平安時代以降。飛鳥時代の浅草寺が描かれているが、当時は名前が付いていなかった。

平安時代に地名の「あさくさ(訓読み)」から「せんそうじ(音読み)」にした

 

なぜ「音読み」にしたのか?

それは「お寺」だから。お寺は、仏様を祀っている所。仏様を祀る仏教は、中国から伝わってきたため、中国の漢字の読み方である「音読み」が使われることが多い


奈良にある「東大寺」も、音読みの「とうだいじ」。

長野にある「善光寺」も、音読みの「ぜんこうじ」。

滋賀県にある「延暦寺」も、音読みの「えんりゃくじ」。

 

「清水寺(きよみずでら)」は、なぜ「訓読み」なのか?


「清水寺」は、元々「音読み」のお寺だった。江戸時代の小説『扶桑皇統記図絵』には「せいすいじ」と「音読み」で書かれている。


清水寺に行く参拝者の多くが、「音羽の滝の水」を飲む。

昔、この滝がとても清らかな水で、それを飲むとご利益があると評判になった。そこで「清(きよ)らかな水(みず)のお寺(てら)」と多くの人から呼ばれるようになり、そのまま「清水寺(きよみずでら)」と呼ばれるようになったといわれている。

 

「浅草寺」の隣にある「浅草神社」は?


「浅草神社」は、「訓読み」の「あさくさ神社」。これは、神社が日本由来なので、神社の名前は「訓読み」が多い


東京新宿区にある「花園神社」も、訓読みの「はなぞのじんじゃ」。

京都にある「八坂神社」も、訓読みの「やさかじんじゃ」。

 

【minnano編集部】
言われてみればお寺は音読み、神社は訓読みですね!?お寺なのに訓読みの「清水寺」の名前の由来が素敵だなと思いました!
みんレポでは「神社仏閣部」も活動中です!みなさんのレポ投稿、お待ちしています♪

 

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※「この差って何ですか?(2018年1月16日放送)」をチェック!!
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