【この差】「お仏壇」のしきたりとルールの差

 
井上広法(浄土宗 光琳寺副住職)

 
この差は・・・

 「宗派の違う位はい」は良いが、「故人の写真」、「故人と生きている人の写真」、「宝くじ」は良くない。
 「ライターで線香に火をつける」は良いが、「線香の火を口で吹いて消す」、「おりんを鳴らして拝む」は良くない。

地域や宗派によって、異なる場合がある。

 

お仏壇での作法やしきたり(1):「お仏壇に関する作法やしきたり」

「お寺のミニチュア版」といわれるほど神聖な場所である「仏壇」。次の4つのうち、どれが仏壇に入れてよいもので、どれが入れるとよくないもの?
 (1)故人の写真
 (2)生きている人の写真
 (3)宝くじ
 (4)宗派の違う位はい

 

故人の写真は「良くない」

「仏壇」は自分の菩提寺の本堂のミニチュア

自分のお寺の菩提寺の中をイメージした時に仏様はあるが、写真はない。自分のお寺の本堂と仏壇のイメージを合わせることがポイント
また写真の代わりになるものが「位はい」。「位はい」はそもそも亡くなった方の霊が宿るところ。

故人の写真をどうしても飾りたい場合は、日本人は頭より上にあるものに対して敬意を表すので、鴨居の上などが一般的

棚でも良いが、低いところよりも、ある程度高いところに飾ってあげることがよい

 

故人と生きている人の写真は「良くない」

故人の写真同様、自分のお寺の本堂とイメージを合わせると良くないことがわかる
故人がかわいがっていた犬や孫などの写真は、仏壇の中ではなく、仏壇から見えるところに飾ることが良い。

 

宝くじは「良くない」

宝くじも同様に、自分のお寺の本堂とイメージを合わせると良くないことがわかる

 

宗派の違う位はいは「良い」

日本にはいろいろな宗派があるが、基本的にみな仏教。宗派が違うからといって、違う宗教ではないので。ただ、「位はい」を作らない宗派もあるので、お寺の住職さんと相談することをオススメする

 
 

お仏壇での作法やしきたり(2):「お仏壇の前での拝み方」

お仏壇に手をあわせる時、普段何気なくなっていることで、実はよくないとされていることがある。
 (1)ライターで線香に火をつける
 (2)線香の火を口で吹いて消す
 (3)おりんを鳴らして拝む

 

ライターで線香に火をつけるのは「良い」

ギリギリセーフ。ダメではない。本当はろうそくが良い

 

線香の火を口で吹いて消すのは「良くない」

口というのは、いろいろ災いを生むもの悪口、嘘、二枚舌、ほめすぎは、仏教で口が出す4つの悪。口は災いのもとと言うが、その口から出てくる空気で、これからお供えしようとするものに対して、汚れを与えてしまうというのは良くないということ。口で消すのは避けて、手であおぐなりして、お供えして欲しい。

 

おりんを鳴らして拝むのは「良くない」

おりんは、お経を唱える時に使う楽器で、リズムを合わせたり、タイミングをはかったりするときに使うもの。お経や南無阿弥陀仏を唱える際に、家族に対して、今から唱えるよ、チーンと音頭をとる時に使うもの決して、呼び鈴ではないので、ご注意を。

 

【minnano編集部】
みなさんは、お仏壇のしきたりやルールをご存知でしたか?おりんを鳴らして拝むのは良くないことだとは!?お仏壇で拝むときには鳴らすものだと思ってしまっていました。
みなさんはしきたりやルールについて疑問に思うことや聞いてみたいことはありますか?みなさんのレポ投稿、お待ちしています♪

 

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※「この差って何ですか?(2018年2月20日放送)」をチェック!!
(配信準備中の場合や都合により放送できない放送日があります。ご了承ください。)