【この差】日本の代表的な温泉地の謎「由布院」と「湯布院」の差

 
専門家:佐藤美和子(大分県由布市役所商工観光課主任)、長田佳子(九州じゃらん編集長)

 
この差は・・・

 「昔の町の名前(由布院)」か「新しい町の名前(湯布院)」か、どうか


もともとあったのは「由布院」

 

どうして「由布院」が「湯布院」に?

そもそも「ゆふいん」という名前が付けられたのは奈良時代

その由来は、当時この地域に多くあった「楮(こうぞ)」という植物の木の皮からとれる「ゆふ」という繊維を使って布などを作っていたことと、「院」と呼ばれる倉が多く点在していたことから「ゆふ院」と呼ぶようになった。


そして平安時代に、古くから布をつくっていたことから、【物事の始まり】を示す「由」と「布」があてられて「由布院」になったといわれている。

大正時代には地元の有力者が別荘を建てたことから、温泉街として発展していった。しかし、当時はまだ「由布院」のまま。

その後、昭和30年、「由布院町」と「湯平(ゆのひら)村」が合併することになり、「湯布院」となった

つまり、合併前につくられたものは「由布院」合併後につくられたものは「湯布院」という表記になっている。

例えば、大正14年開業の駅は「由布院駅」。

明治8年開校の小学校は「由布院小学校」。

一方、昭和47年開校の中学校は「湯布院中学校」。

「ゆふいん温泉」は昭和30年以前に開業したため、温泉の正式名称は「由布院温泉」となっている。

 

旅行のガイドブックなどには、なぜ「湯布院」が使われているのか?

昔の由布院町だけを紹介する時は「由布院」合併後の湯布院町全体を紹介する時は「湯布院」を使用するように、由布市から推奨されている。つまり、紹介する地域によって、2つの「ゆふいん」を使い分けている。

 

【minnano編集部】
「湯布院」の『湯』は温泉からきているとすっかり思い込んでいました!「由布院町」と「湯平村」が合併してできた新しい町名だったとは驚きです!?
みなさんは町名や場所の名前の表記で気になることや疑問に思うことはありますか?みなさんのレポ投稿、お待ちしています♪

 

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※「この差って何ですか?(2018年2月27日放送)」をチェック!!
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