【この差】「のしを付ける時」と「のしを付けない時」の差

 
専門家:岩下宣子(マナーデザイナー)

 
この差は・・・

 ○のしを付ける時
 「誕生日」、「就職祝い」、「結婚・出産」、「還暦」、「謝罪」

 ○のしを付けない時
 「お葬式」


「のし」は、「のし紙」についている、小さな「熨し(のし)アワビ」の飾りのこと

 

「のし」が生まれた経緯とは?

奈良時代、天皇に「アワビ」を献上していたが、生では腐りやすいため、干物にしていた。



より早く干物にするために細長く切り、薄く延ばすことで長期間保存がきくようにしていた

当時「伸ばす」ことを「のす」と言っていたため、「熨し(のし)アワビ」と呼ばれていた


その後、相手への敬意の意味を持つようになり、贈り物に添えて「熨しアワビ」を贈るようになった


江戸時代には、さらに敬意を表すために「熨しアワビ」を紙で装飾するようになり、豪華な装飾を施したモノへ進化していった。


ところが、昭和になり、戦後の物不足の影響や、本物のアワビは高価だということで、印刷した「熨しアワビ」を付けるように!


紙自体を「のし」と勘違いしている人も多いが、これは「のし紙」というもので、小さな飾りだけを「のし」という

 

なぜ「お葬式」で「のし」をつけていけない理由は?

「のし=相手を敬う気持ち」なので、お供え物・香典返しに付けても良いのでは?とも考えられるが、お葬式では仏教の教えで、動物を殺生したモノを食べたり、出したりしないことになっている。そのため、「のし」自体がアワビの殺生したモノのため、出さない


お葬式では、「のし」が付いていない紙を使用し、これを「掛け紙」という。

 

最近、「お見舞い」で「のし」をつけなくなっている理由は?

従来、「お見舞い」には「のし」をつけていたが、今では「病気を延ばす」「入院を延ばす」という意味合いから「のし」を付けないようになってきている。

そのため、気になる方は「掛け紙」で贈り物を準備することをオススメ。

 

【minnano編集部】
「のし紙」のことを「のし」だと思っていました!?しかも「のし」が薄く伸ばしたアワビだったとは!?驚きです!!
みなさんは、贈り物をする際に疑問に思うことや気になることはありますか?みなさんのレポ投稿、お待ちしています♪

 

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※「この差って何ですか?(2018年3月6日放送)」をチェック!!
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