【この差】「貧血」に関する健康食材の差|「平成元年」と「平成31年」の健康食材の差

専門家:日笠志津(女子栄養大学 准教授)

 

【この差】は…

 平成31年の常識:「ひじきには、そんなに鉄分が含まれていない」

 

【この差】のポイント!

 〇 「平成元年」の「ひじき」に鉄分が豊富だった理由は、加工で使う「鉄釜」の「鉄分」が移っていたから。

 

平成元年の常識:「貧血には鉄分豊富なひじきが良い」



平成元年の頃から「貧血には鉄分豊富なひじきが良い」と言われており、実際に「鉄分は高かった」。

しかし、30年後の「平成最後の年(平成31年)」現在「ひじきには、そんなに鉄分が含まれていない」ことが分かった。

平成31年の常識:「ひじきには、そんなに鉄分が含まれていない」

現在、発行されている最新の「食品成分表」を見てみると、「ひじき」の鉄分量は、「平成元年」と比べて、なんと9分の1まで減った。

その理由は、現在の「国産ひじき」の場合、「生のひじき」を加工する際の釜の材質が「鉄製」から「ステンレス製」に変わったため。

「生のひじき」は、えぐみが強いので、どうしても加工の段階で、数時間煮るとか蒸すなどの加工処理が必要になる。

当時は、その加工処理を「鉄釜」で行っていたため、「鉄釜」から溶け出してきた「鉄分」が、「ひじき」の方に移り、鉄分豊富な食材になった。

つまり、「平成元年」の「ひじき」に鉄分が豊富だった理由は、加工で使う「鉄釜」の「鉄分」が移っていたからだった!

しかし、劣化しにくい「ステンレス」の釜が普及した結果、「ひじき」の鉄分量は ガクッと落ちてしまった。

そのため、最新の「食品成分表」では、「ステンレス釜」の場合と、「鉄釜」の場合の「鉄分量」を分けて表記している。

「ひじき」はスーパーフード!?


「鉄分」が減ってしまい「貧血予防の効果」が薄くなってしまった「ひじき」。

しかし、そもそも「ひじき」は、それ以外の栄養価がものすごく高い食材といえる。

「ひじき」は、「鉄分」以外に「カルシウム」、「マグネシウム」、「カリウム」、「食物繊維」を多く含んでいるため、「高血圧」、「便秘」、「骨粗しょう症」に効果的な「スーパーフード」といえる食材である。

 

【minnano編集部】
「平成元年」と「平成31年」の健康食材の差は、いかがでしたか?

平成元年の「ひじき」は、「鉄鍋」の影響だったんですね。確かに、南部鉄瓶で沸かしたお湯などで鉄分補給している例もありますね。

また最後に専門家がコメントされていたように「ひじき」がスーパーフードには変わらないので、これからも食べ続けたいです。

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※「この差って何ですか?(2019年3月12日放送)」をチェック!!専門家のわかりやすい解説と出演者のトークが楽しめますよ!!
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